成犬用ドッグフードの選び方と与え方

犬の一生の中で一番長いといわれる成犬期。
健康はもちろん、愛犬にふさわしい外観も維持してあげたいですね。

それには、愛犬に適したドッグフードを選んであげることが大切です。
でも、たくさんある製品の中から良いものを選ぶには、重要なポイントがいくつかあります。

ここでは、成犬に適した食事について、必要な栄養素や選ぶ際のポイント、注意点など詳しく紹介しています。

成犬に必要な栄養

大型犬を除き、生後1年で多くの犬の成長が止まり、成犬期に入ります。

成長が止まったかどうかは、食事量や体重の増え方などの様子でわかるので、子犬用から成犬用フードに切り替えてあげましょう。

下記サイトを参考にしてくださいね。
愛犬の食事と栄養について(ペティグリーチャムより)

成犬用フードの特徴は、子犬用より低カロリーなこと、体や健康を維持することに重点が置かれている点です。
ですから、子犬用フードを与え続けると肥満になる可能性もあります。

また、その犬種の理想的な体型の維持に必要な5大栄養素(たんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラル)をバランスよく摂取することは、その後の老犬期にも影響します。

さらに、被毛の質も子犬と成犬では異なりますね。
健康な成犬は、つややかな美しい毛並みを持っているものです。これには適度な脂肪分が欠かせませんが、成犬用フードはこういった点にも配慮して作られているものが多くあります。

必ず適切な時期に“成犬用フード”に切り替えてくださいね。

選び方のポイント

愛犬に適したフードで、食いつきの良いものを見つけるのが理想ですが、次の点も参考にすると良いでしょう。

表示と原材料

基本はパッケージに「総合栄養食」と表示されているものを選ぶことです。

これが表示できるのは、ペットフード公正取引協議会が定めた基準や公正競争規約を満たしたフードです。なお、これらは世界的に認められているAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準に準じています。

一方で、使われている原料も気になりますよね?

一般に、犬などのペットフードの原材料は、人間に適さない状態のものや、食べない部分を利用しています。
良識的なメーカーもありますが、法的規制がほとんどないため、中には粗悪品を原料としたものもあり、最近では問題となっています。

ですから、パッケージの原材料欄を確認することをおすすめします。「馬肉」「子羊(ラム)肉」などと原材料がわかる表示をしているものが安心です。

ただ「肉」とだけ書かれていたり、「○○類」とひとまとめにしたりといった表示のものは、避けた方が無難でしょう。原材料が不明だと、万が一、食物アレルギーを発症した際の手掛かりにもできません。

犬種別・サイズ別フード

最近では犬種別・サイズ別に作られたフードも増えていますね。
これらは、犬種の身体的特徴に適した栄養バランスや、なりやすい病気などに配慮して作られています。

例えば、長毛種なら美しい被毛をキープできる良質の脂肪(鶏や魚)や皮膚疾患を予防するビタミンが配合されていたり、大型犬では発症しやすい関節症を予防する添加物が含まれていたりします。

特に、小型犬は体重1kgあたりの消費カロリーが大きいため、比較的高カロリーの食事を必要としています。食べる量が少ないので、少量でも栄養が補給できるように作られた小型犬用の方が適しています。

価格

毎日、何年間も与える成犬期の食事のコストは、それなりに負担となるものです。

しかし、安いからという理由だけで、フードを選ぶのは危険です。
前述の通り、原料の規制は緩いので、極端に安いものは粗悪品を使用している可能性も否定できません。

また、1粒に含まれる栄養価が低いため、1回分のエサの量が他の製品よりも多いケースもあります。こういった商品は、製品1kgあたりの値段は安くても、1か月分の使用量で比較したら割高だった…ということになりかねません。

食事のコストを考えるなら、1か月あたりの消費量に換算して考えることをおすすめします。

食事量と回数

成犬になれば、妊娠・出産期などの母犬の場合などを除いて、朝夕の1日2回が理想です。大型犬なら1日1回でもOKですよ。

ただし、食事は決まった時間に与えるようにしましょう。犬の体内時計の目安になり、規則正しい生活リズムを作る基本となるからです。

便秘しがちな犬なら、散歩の30分前までに食事を終わらせるように与えると、腸が刺激されて排泄しやすくなるでしょう。でも、食後すぐに散歩に連れ出すのはやめてくださいね。

与える量は、ドッグフードのパッケージに記載されていますから、それを基本量とし、体調や運動量に応じて増減してください。
犬も人間と同じように、夏は食欲が落ち、秋は食欲が増す傾向があります。季節に合わせて、調整してあげるのもおすすめです。

そして、30分以上たったら、食べ残しは必ず片づけるようにしましょう。

注意すること

ペットの犬はどうしても肥満になりがちです。

肥満は病気の原因になるだけでなく、骨格にも影響を及ぼします。太ってきたと感じたら低カロリータイプに変えた方が良いでしょう。
特に、小型犬用は高カロリーの設計になっていますので、注意してくださいね。

また、大型犬に見られることですが、あまり噛まずに早食いする犬もいます。早食いは消化が悪いうえに満腹感が得られないため、食べ過ぎの原因になることもあります。
早食い傾向のある犬は、規定量のフードを5分毎など数回に分けて与えると良いでしょう。

なお、散歩の直前・直後の食事は、消化不良の原因になるのでやめましょう。
特に、胸の深い犬種や大型犬は、胃拡張や胃捻転の原因になることもあります。

そして、大切なのは、食事と歯の関係です。

成犬は永久歯になっているので、歯周病や歯肉炎に気をつけてあげましょう。
粒を噛み砕くタイプのフードは、歯垢をけずり落とす効果があるのでおすすめですよ。

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