ドッグフード の切り替えのタイミングとは?

小さくてコロコロしていたワンちゃんもあっという間に大きくなり、やがては年老いていきます。
飼い主として、健康に過ごせるよう見守ってあげたいですね。

愛犬の健康に欠かせないのが“食事”です。
でも、人間も成長に応じて食べる物や好みが変化していくように、犬も子犬・成犬・老犬と食事内容を変えてあげる必要があります。

ここでは、愛犬の成長に応じた食事内容の切り替え時期について、詳しくお伝えします。

犬のライフステージとドッグフード

犬のライフステージは、一般的に12カ月以下の成長期(幼犬)、1~7歳の維持期(成犬)、7歳以上の高齢期(老犬)に分けられます。

ただし、成犬になるまでのスピードは小型犬ほど早く、大型犬ほど遅くなる傾向があります。
個体差もありますが、成長が止まる時期は超小型犬で約6カ月、小~中型犬は約12カ月、大型犬は約18カ月、超大型犬は約24カ月が目安です。

このように成長の速さには差がありますが、どの犬種もそれぞれのステージで必要とされる栄養バランスや摂取カロリーは異なっています。
これを満たすように作られたのが、ステージ別のドッグフードです。
栄養面はもちろん、子犬や老犬でも食べやすいように硬さにも配慮した製品になっています。

切り替えのタイミング

では、いつ切り替えるのが良いのでしょうか?
ステージ別に見てみましょう。

2.1. 幼犬用から成犬用へ

幼犬用のエサは急激に成長する体に必要な栄養を補うために、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素をバランスよく含む組成になっています。
ですから、犬の成長が止まっているのにいつまでも与え続けていると肥満につながる可能性があります。適正な時期に切り替えるようにしましょう。

切り替えのタイミングは日頃から体重を測定しているなら、体重が増えなくなった頃に成犬用フードに切り替えれば問題ありません。

体重を測っていなければ、目安として前述の「超小型犬で約6カ月、小~中型犬は約12カ月、大型犬は約18カ月、超大型犬は約24カ月」を1~2カ月経過したら切り替えると良いでしょう。超小型犬なら“8カ月ころ”ということです。

これは個体差によって成長が遅い場合、まだ成長段階にあるのに栄養価の低い成犬用に変えてしまって、必要な栄養が不足するのを防ぐためです。

エサを与える回数も、成犬用フードに切り替えるまでに朝夕の1日2回にしておくと良いでしょう。

2.2. 成犬用から老犬用へ

まだまだ元気に見える愛犬も、体のあちこちで徐々に老化が始まっています。
運動機能と同様に、消化器官も少しずつ衰えていくのです。

こういった体の変化にも犬種や個体による差はありますが、一般的に超小型犬は10歳頃、小~中型犬は8歳頃、大~超大型犬は6歳頃に高齢期へと入っていくといわれています。
毎日与えるエサも、愛犬の胃腸の負担にならないものに変えてあげましょう。

もちろん、愛犬の健康状態が良好で、歯も良く、運動量にも変化がないのなら、その年齢だからといって老犬用フードに切り替えることはありません。
老犬用フードは消化しやすいように作られていますが、運動量が低下するために摂取カロリー量は成犬用よりも低く設定されています。成犬の時と同じような生活を送っているのなら、栄養的にも成犬用の方が適していると言えるでしょう。

ドッグフードの切り替え方

別のステージのエサに変えるとき、いちばん大切なのは、「いきなり切り替えない」ということです。

例えば、成犬用のドッグフードを違う銘柄に変えるのなら、それほど神経質になる必要はないかもしれません。
しかし、ライフステージの違うエサは、栄養バランスも組成も大きく異なるものです。愛犬に負担をかけないためには、ゆっくり時間をかけて行いましょう。

具体的には、1週間ほどかけて7分の1程度ずつ新しいものに置き換えるようにしましょう。胃腸の弱い犬なら2週間くらいかけてあげるといいですね。

その間、愛犬の状態をよく観察することが大事です。
下痢や嘔吐をすることがありますが、慌てないでください。これは、「食物不耐性」といって、慣れない食べ物や成分に反応し、下痢や嘔吐などを起こしてしまうものです。私たち人間もなりますよね。

下痢や嘔吐をするようなら、その割合を翌日もキープし、新しいものを増やさずに様子を見ましょう。

このように、少しずつ新しいものを混ぜながら切り替えていく方法は、愛犬の胃腸への負担を軽くするだけでなく、見慣れない食べ物への不安感など精神的なストレスも減らすことができます。

なお、「一気に切り替えた方が犬と食事の相性がわかりやすいので良い」「時間をかける方法はメーカー側の責任回避だから、一気に切り替えても問題ない」とする意見もありますが、個人的には賛同できません。

「わかりやすい」などという飼い主側の都合でエサの切り替えを行うよりも、手間ひまかかっても愛犬の負担を少なくしてあげる方を実践するべきだと思います。
少しずつ切り替える方法は、飼い主の負担はありますが、愛犬への過分な負担はないからです。

飼い主として、愛情ある方法でお世話をしてあげたいですね。

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